Apps

ResearchKitプロジェクトは自閉症、てんかん、黒色腫を研究している

ResearchKitプロジェクトは自閉症、てんかん、黒色腫を研究している

AppleのResearchKitは、iPhoneを「医師、科学者、その他の研究者が被験者からより頻繁かつ正確にデータを収集できるようにすることで、医療研究のための強力なツール」に変えるオープンソースイニシアチブです。このResearchKitは現在、自閉症、てんかん、メラノーマに関する新たな研究を可能にしています。Appleは10月15日にこれらの新たな研究を発表し、すでに50人以上の研究者がこのオープンソースフレームワークにデータを追加していると付け加えました。

自閉症の早期発見

デューク大学とデューク大学医学部は、自閉症やその他の発達障害に関するお子様の不安を抱える親御さん向けに、「Autism & Beyond(自閉症とその先)」プログラムを開始しました。デューク大学の研究者たちは、iPhone用の専用アプリを用いて、デバイスの前面カメラが発達障害の兆候を早期に検出できるかどうかを評価しています。感情検出アルゴリズムを用いて、スマートフォンに表示される動画に対するお子様の反応を測定します。

てんかん発作の研究とモニタリング

女性-563314_1920

てんかん研究において、ジョンズ・ホプキンス大学はEpiWatchアプリを開発しました。これは、ResearchKitを用いてApple Watchで実施される初の研究となります。この研究では、ウェアラブルデバイスのセンサーを用いて発作の開始と持続時間を検出できるかどうかを検証します。Apple Watchのカスタムコンプリケーションにより、患者はワンタッチでEpiWatchを起動できます。EpiWatchは加速度センサーと心拍センサーのデータを取得し、「発作のデジタルシグネチャーを捉え、大切な人にアラートを送信します」。

メラノーマの早期発見による皮膚の健康改善

最後に、オレゴン健康科学大学は、iPhone で撮影したデジタル画像を使用してほくろの成長と黒色腫のリスクを調べる研究を行っており、これが人々の皮膚の健康管理の改善に役立つ可能性があります。

iPhoneがキャンディークラッシュ以外の用途で使われているのを見るのは実に新鮮で、研究者がiOSデバイスとApple Watchを使ってどんなことができるのかを知るのが楽しみです。ResearchKitは素晴らしい取り組みで、iPhoneやApple Watchの様々なセンサーやその他のコンポーネントが医学研究に使われているのを見るのは大変興味深いです。