マイクロソフトがiPad向けOfficeの設計哲学について語る
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2014年5月22日
iPad版Microsoft OfficeはApp Storeで配信開始から2ヶ月近く経ち、2,700万回以上ダウンロードされるなど、まさに大ヒットを記録しています。同社のハンイー・ショウ氏が興味深いブログ記事で、アプリのデザインにおけるこだわりについて解説しています。中でも特に重要なのは、同社がシナリオ主導型のアプローチでデザインに取り組んでいる点です。
シナリオ主導型のアプローチを採用することで、私たちは「iPadへの移植」ではなく「iPad向けの設計」を出発点としました。世界で最も強力な生産性スイートであるOfficeは、非常に幅広く奥深い機能を備えていますが、何百ものOfficeコマンド、ツールバー、ダイアログをiPadに移植することは、率直に言って間違いだと認識していました。生産性ソフトウェアの成功を測る重要な指標は、「このソフトウェアを使用しているユーザーの生産性」です。これは、デバイスに適した機能セットを提供することを意味します。私たちが特定したモバイルシナリオは、iPad向けOfficeに何を組み込み、何を省略し、何を今後開発すべきかを決定する上で重要な基準となりました。
Microsoft は、タッチ操作向けにアプリを最適化するだけでなく、デザインも iOS 7 によく合うようにしたいと考えていました。つまり、Office リボンやリボン ポップオーバー ボックスなどのおなじみのデザイン要素を一新したのです。グループ プログラム マネージャー兼デザイナーの Shaw 氏は、iOS 7 のデザインと、明らかに Office である外観の中間点をどのように見つけたかについても詳しく説明しています。モバイル アプリのデザインに少しでも興味があれば、ブログ記事全体をぜひ読んでみてください。Microsoft がようやくモバイルの未来を受け入れつつある様子を、舞台裏から垣間見ることができます。iPad/iPad mini 向けの 3 つの Office アプリ (Microsoft Word、Microsoft PowerPoint、Microsoft Excel) はすべて、App Store から無料でダウンロードできます。実際にドキュメントを編集するには、月額 6.99 ドルまたは年額 69.99 ドルからの Office 365 サブスクリプションが必要です。4 月下旬に予定されていたメジャー アップデートでは、AirPrint デバイスへのドキュメント印刷機能や、その他の便利な機能が追加されました。
言及されたアプリ
無料
iPad用Microsoft Word
マイクロソフト株式会社
無料
iPad用Microsoft Excel
マイクロソフト株式会社
無料
iPad用Microsoft PowerPoint
マイクロソフト株式会社