iOSゲーム「80 Days」で自分の道を選び、世界を旅しよう

inkleの「80 Days」（4.99ドル）は、旅好き、そしてストーリー好きなら誰もが楽しめるインタラクティブフィクションゲームです。Mecha AceやDEVICE 6といった「冒険を選ぶ」タイプのゲームに似ていますが、舞台は1872年、スチームパンク風の要素が強く、ジュール・ヴェルヌの「八十日間世界一周」を題材にしています。

この開発者の名前、どこかで聞いたことありませんか？ それもそのはず、彼らは80年代の人気ゲームブックシリーズをベースにしたiOSゲーム「Sorcery!」を開発した人たちなのです。私はそのゲームはプレイしていませんが、「80 Days」のスタイルに興味をそそられたので、ぜひチェックしてみたいと思いました。特に、他の人たちも同じように熱望しているようだったので。

80 Daysのビジュアルは息を呑むほど美しい。世界地図は一見すると少し地味に見えますが、ゲーム全体に溢れる美しいアートワークに魅了されました。世界中の様々な場所を描いた、フラットでレトロ風のグラフィックは素晴らしく、細部まで緻密に描かれており、プレイヤーを魅了します。登場するキャラクターは皆、個性的な性格と特徴を持っており、彼らは言葉を話さないものの、物語を進めていく中で、頭の中で彼らの声が聞こえてくるようです。アニメーションは滑らかで遅延がなく、効果音もリアルです。サウンドトラックも魅力的で、物語に引き込まれます。

このゲームの魅力はストーリーにあります。「80日間世界一周」を読んだことがなくても、特に素晴らしい物語を楽しみながら世界を旅するという考えが好きな人なら、すぐにこのゲームに夢中になれるでしょう。物語は、あなたとフィリアス・フォッグが80日間で世界一周できると賭けるところから始まります。そして、あなたは彼と共に壮大な旅に同行することになります。壮大なミッションのため、旅を完了するためのルートは複数用意されており、プレイヤーは旅の途中でルートを発見し、選択していくことになります。

これは伝統的な意味でのゲームではありません。物語性が非常に重視されているからです。車、電車、フェリー、飛行船など、様々な交通手段を乗り継ぎながら、フォッグと共に様々な場所を探索し、絆を深め、興味深い人々に出会います。物語には多くの読み物がありますが、美しいフォントのおかげで読み進めるのが楽しくなります。物語の最後には、プレイヤーに複数の選択肢が提示されます。それらの選択肢によって、現在の目的地の結末が決まり、最終的にはエンディングが決まります。プレイヤーの決断一つ一つが物語に影響を与えるため、80 Daysはリプレイ性が高く、同じ体験を二度と味わうことはありません。

新しい場所に着いたら、できることがいくつかあります。必ず市場があるので、新しいお土産を買ったり、古いものを売ってお金にしたりできます。それぞれの商品の説明を読むことが重要です。説明文を見れば、誰がその商品に興味を持っているか、そしていつ最も高く売れるかが分かります。スペースが足りない場合は、スーツケースを追加購入することもできますが、出発時の交通手段に荷物が収まらない場合は、スーツケースを諦める必要があるかもしれません。また、現金でスペースを追加購入できる場合もあります。

フォッグからもっと資金が必要になった場合は、街の銀行を利用できますが、引き出したい金額が多ければ多いほど、引き出しにかかる時間も長くなります。また、ホテルに泊まって次の日に移動したり、画面上部の時計をタップして1時間進めたりすることもできます（市場、銀行、出発は特定の時間に行われます）。「乗船」（まだ時間でない場合は「計画」）すると、現在地とそこから利用可能なルートを確認できます。人々と話したり、探索したりすることで、新しい道が開けるかもしれません。

まだ最初の旅の始まりに過ぎませんが、今のところこのインタラクティブなストーリーアドベンチャーに大満足です。アートワークは素晴らしく、サウンドと音楽は魅力的で、ストーリーも傑作です。プレイヤーの選択一つ一つがストーリーに影響を与えるという点が素晴らしく、リプレイ性が非常に高いです。一度ゲームを「クリア」したとしても、次の旅がどうなるのか知りたくて、何度もプレイしたくなるはずです。

今週1つしかゲームを買えないなら、「80 Days」を強くお勧めします。このゲームはどれも完璧で、後悔することは絶対にありません。「80 Days」はApp Storeでユニバーサルダウンロード版として4.99ドルで購入できます。

3.99ドル

メカエース

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