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AppleがiOS 8でYahoo!から天気予報チャンネルに切り替えた理由

AppleがiOS 8でYahoo!から天気予報チャンネルに切り替えた理由

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2014年6月21日

今月初めに報じられたように、AppleはiOS 8の天気データ提供元としてYahoo!ではなくThe Weather Channelを採用しました。Re/codeによると、この変更は、Yahoo!の元取締役でThe Weather ChannelのCEOであるDavid Kenny氏が主導した契約の結果です。Appleに切り替えを説得するため、The Weather Channelは、ハイパーローカル情報、9日間予報(Yahoo!は5日間予報)、気象状況の概要など、より関連性の高いデータを追加することを提案しました。Appleの天気情報の表示方法に慣れているユーザーなら、この皮肉に気付くでしょう。Appleの現在の天気アプリはYahoo!(Yahoo!にも独自のYahoo Weatherアプリがあります)を利用しています。しかし、表示されるデータは実際にはThe Weather Channelから提供されているものでした。そこでAppleが決定したのは、仲介者であるYahoo!を排除し、iOS 8の天気アプリと通知センターの両方に、The Weather Channelという真の情報源を記載することだけです。Re/codeの報道によると、

「ヤフーは長年、海岸沿いの土地を借りていましたが、リース期限が切れていることに気づかず、ウェザーチャンネルがこっそりとそこに潜り込んでしまったのです」とヤフー幹部は語り、契約を救済するには行動が遅すぎたと付け加えた。「これは大きな損失です」

興味深いことに、この動きは、ヤフーCEOのマリッサ・メイヤー氏がApple製品における自社の存在感を高めようと近年進めてきた戦略に反するものです。この戦略には、iOSのデフォルト検索エンジンにYahoo!を選定する計画も含まれていましたが、AppleがiOS 8のSpotlight機能の検索プロバイダーとしてGoogleに代わりMicrosoftのBingを採用したことを考えると、この計画も明らかに失敗に終わったようです。iOSデバイスメーカーの株価アプリにおけるYahoo!とAppleの提携はどうなるのでしょうか?どうやら、AppleがモバイルOSの将来のバージョンで、株価データプロバイダーとしてYahoo!ではなく、ブルームバーグ、CNBC、またはロイターを選ぶのではないかとの憶測が飛び交っているようです。Yahoo!にとっては残念な結果です。

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