確認済み：Googleがクラウドソーシング交通情報アプリWazeを買収

GoogleがWazeを買収しました。2013年6月11日午前、Google公式ブログへの投稿で、同社は人気のクラウドソーシング型ソーシャル交通情報・ナビゲーションサービスの買収を発表しました。イスラエルに拠点を置くWazeチームは当面Googleとは独立したままとなります。Googleのブライアン・マクレンドン氏は次のように述べています。

Wazeが提供する交通情報更新機能の一部を活用し、Googleマップを強化し、WazeにGoogleの検索機能を追加できることを大変嬉しく思っています。また、このアプリのDNAとも言える活気あふれるWazeコミュニティと緊密に連携し、成長と繁栄に必要なリソースを確保していきます。Wazeコミュニティとその献身的なチームは、タイムリーな道路情報修正と更新を提供する優れた情報源となっています。Googleは彼らを歓迎し、包括的で正確かつ有用な世界地図の作成に向けた継続的な取り組みにおいて、Wazeと協力できることを楽しみにしています。

Wazeのブログでは、CEOのノアム・バーディン氏も、今回の買収はユーザーにすぐに影響を与えるものではないと主張し、次のように述べている。

Wazeでは、実質的な変更は一切ありません。コミュニティ、ブランド、サービス、そして組織は維持されます。コミュニティの階層構造、責任、そしてプロセスもこれまでと変わりません。Wazeのスタッフはこれまで通り皆様と協力し、製品とサービスの革新を続け、よりソーシャルで機能的、そして日常のドライバーにとって役立つものを目指します。従業員、マネージャー、創業者、そして私自身、皆が今後長きにわたり、私たちのビジョンに尽力していきます。

現時点では金額は発表されていませんが、噂では13億ドルに達する可能性があるとされています。以前、AppleとFacebookもWazeの買収に関心を示していると報じられていました。5月に開催されたD11カンファレンスで、AppleのCEOティム・クック氏は、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社が2012年10月以降、合計9社を買収したと述べており、Wazeの買収によってその数が10社に増えるのではないかと懸念していました。しかし、現在Wazeは間違いなくGoogleの傘下にあります。このサービスが現状のまま維持され、Googleが買収した技術が、既に優れた同社のiPhoneアプリのさらなる向上にも役立つことを期待しています。この件に関する新たな情報が入り次第、お伝えします。

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