Wired誌が広告ブロックソフトを批判

テクノロジーニュースの最大手出版社の一つが、広告ブロックソフトのユーザーを追及する。今後数週間のうちに、Wired誌のウェブサイト訪問者は、広告ブロックを停止して引き続き無料でコンテンツを読むか、料金を支払って広告を削除するかの選択肢を与えられる。これは、AppleがiOS 9で広告ブロック機能の提供を開始してからわずか数か月後のことだ。

Wired.comの投稿によると、同社は広告削除の費用としてユーザーに週1ドルを請求するとのこと。無料コンテンツを受け取るには、Wiredのウェブサイトを広告ブロッカーのホワイトリストに追加する必要がある。Wiredは、ホワイトリストに追加することで、広告を可能な限り「礼儀正しく」保つことを約束している。

彼らは次のように指摘している。

WIREDは、変化は良いことだと信じています。過去23年間、紙媒体の雑誌から初の出版ウェブサイトの立ち上げまで、メディアの限界を押し広げてきました。バナー広告も発明しました。これからも、皆様に愛されるストーリーをお届けし、ストーリーテリングを支える健全なビジネスを構築するための新しい方法を模索し、実験を続けていきます。この旅にご参加いただければ幸いです。心より感謝申し上げます。

変化する風景

近年、オンライン出版社にとって最大の課題の一つは、コンテンツに料金を請求すべきかどうかです。ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルなど、一部の出版社は従量制ペイウォール方式を採用し、毎月一定数の記事を無料で提供しています。これらの無料コンテンツ以外は、ユーザーは有料購読する必要があります。

ほとんどのオンラインパブリッシャーはそうすることができません。ほとんどの人がコンテンツにお金を払うことを好まないことを理解しているからです。その代わりに、広告付きの無料コンテンツを提供しています。しかし、広告ブロックソフトウェアの登場により、この収益源は危機に瀕しています。例えばWiredでは、オンライン訪問者の20%が現在広告ブロックソフトウェアを使用しています。

多くの人と同じように、私も広告はうっとうしいと感じています。しかし、モバイルデバイスで広告ブロックソフトを使う主な理由は、広告ではありません。むしろ、サイトが私を追跡するのが気になるのです。

Wiredの場合、サイトを1Blockerアプリのホワイトリストに追加します。理由は？ 彼らのコンテンツが大好きだし、彼らは私を追跡していないようだから。完璧な組み合わせです。他のWired読者がどうするか、興味深いところです。

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1Blocker - 広告、トラッキングスクリプトなどあらゆるものをブロック

サラヴァト・カノフ