アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズを演じるマイケル・ファスベンダーとセス・ローゲンの初公開映像
スティーブ・ジョブズの伝記映画『Steve Jobs』の主要撮影がすでに始まっており、主要キャストの写真が出回るのは時間の問題でした。そして、MailOnlineでその最初の写真が公開されました。
下記に埋め込まれている写真には、マイケル・ファスベンダーとセス・ローゲンが、それぞれアップルの共同設立者であるスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックを演じる様子が写っており、映画『スティーブ・ジョブズ』の一部のシーンの舞台である1980年代を彷彿とさせる衣装を着ている。
ローゲンは、そのふっくらとした風貌のおかげで、ウォズニアックにどこか似ている。しかし、ファスベンダーは映画のタイトルロールであり中心人物でもある人物とはほとんど似ていない。
ファスベンダーは、この重要な役の第一候補とは程遠い存在だった。彼が出演する以前には、いくつかの大物俳優が候補に挙がっていた。
ウォルター・アイザックソンによる同名の公認伝記を基に映画『スティーブ・ジョブズ』の脚本を書いたアーロン・ソーキンは、当初トム・クルーズをこの役に希望していた。レオナルド・ディカプリオとクリスチャン・ベールにもオファーがあったが、二人とも断った。
最終的に、象徴的な主人公を演じるという挑戦は、監督のダニー・ボイルが選んだファスベンダーに渡りました。ソーキンは当初、ファスベンダーを無名の俳優として軽視していましたが、後に「時代が来た偉大な俳優」だと認めました。

スティーブ・ジョブズ役のマイケル・ファスベンダーとスティーブ・ウォズニアック役のセス・ローゲン
確かに、批評家から酷評された『ジョブズ』でジョブズを演じたアシュトン・カッチャーとは異なり、ファスベンダーはジョブズに似ていない。しかし、単なる物まねをする俳優を見るよりも、ジョブズに似ていなくても故アップルCEOの精神を捉えることができる俳優を見たいものだ。
そして、ファスベンダーが出演する『シェイム』『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』『それでも夜は明ける』などの映画を見た私は、彼が演じる役の悪名高い激しさをうまく演じてくれると大いに期待している。
『スティーブ・ジョブズ』では、ファスベンダーとローゲンに加え、ジェフ・ダニエルズが元アップルCEOジョン・スカリー役、ケイト・ウィンスレットが元マッキントッシュマーケティング責任者ジョアンナ・ホフマン役で出演している。
同映画のキャストには、ジョブズの長年のパートナーであるクリスアン・ブレナン役のキャサリン・ウォーターストン、マッキントッシュ開発チームのオリジナルメンバーのひとりであるアンディ・ハーツフェルド役のマイケル・スタールバーグ、元アップル社の広報担当のアンドレア・カニンガム役のサラ・スヌーク、元アップル社のソフトウェア部門責任者であるアビー・テヴァニアン役のアダム・シャピロ、そしてジョブズの最初の子どもでブレナンの娘であるリサ・ブレナン・ジョブズのさまざまな人生段階を演じるパーラ・ヘイニー・ジャーディン、リプリー・ソボ、マッケンジー・モスらも出演している。
ソニーからこのプロジェクトを引き継いだユニバーサルが宣伝しているように、この映画は主にジョブズ氏が先頭に立って行った3つの象徴的な製品発表会の舞台裏を舞台にしている。
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