サムスンも次期アップルのiPhone Xを熱望
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2017年10月2日
サムスンはクパチーノと同じくらいApple iPhone Xを愛している…
11月3日にiPhone Xが発売されると、Appleの最大のライバルであるサムスンも、このクパチーノ発の最新フラッグシップ端末の売上が好調に推移することを期待しているだろう。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、もしそれが実現すれば、韓国のテクノロジー大手サムスンはAppleのiPhoneで自社製品を上回る利益を上げることになるだろう。
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチが実施した分析によると、サムスンは、同社のギャラクシーS8端末向けに製造する部品よりも、iPhone X向けの部品を製造することで40億ドル多くの収益を上げることになる。
カウンターポイント社は、2019年夏までにAppleがiPhone Xを1億3000万台販売し、サムスンが1台あたり110ドルの利益を得ると予測している。一方、Galaxy S8の世界販売台数は5000万台と予想され、発売後20ヶ月でディスプレイやチップなどの部品からサムスンが1台あたり202ドルの利益を得ると予測している。これは、部品表(BOM)予測に基づく推計である。カウンターポイント社の分析には、サムスン電子に加え、バッテリーとコンデンサを製造するサムスン関連会社2社からの部品販売も含まれている。
10月27日に予約受付が開始されるiPhone Xには、OLEDディスプレイをはじめ、サムスン製の部品が多数搭載されている。しかし、Appleは今後、サムスンとの「フレネミー(友敵)」への依存を減らしたいと考えているようだ。
同社は2019年までに、シャープ、ジャパンディスプレイ、LG電子などを含むOLED生産拠点の多角化を目指している。また、最近ではベインキャピタルによる東芝のメモリチップ事業買収を支援した。