Appleは明日10月9日からiCloudにアプリ固有のパスワードを要求する予定
Appleは、10月1日の導入と以前発表していたが、明日10月9日からiCloudに接続するサードパーティ製アプリにアプリ固有のパスワードを要求する予定だ。
同社は、iCloud の 2 段階認証を有効にしているユーザーに対し、今後の変更に関する通知を電子メールで送信し始めている。
Appleは通知の中で、「明日より、Microsoft Outlook、Mozilla Thunderbird、その他のメール、連絡先、カレンダーアプリなどのサードパーティ製アプリを使用してiCloudデータにアクセスするには、アプリ固有のパスワードが必要になります」と述べています。「現在、メインのApple IDパスワードを使用してサードパーティ製アプリにサインインしている場合は、この変更が有効になると自動的にサインアウトされます。」

アプリ固有のパスワードに関する Apple からのメール。
再度サインインするには、iCloud に接続しているサードパーティ製アプリごとに、My Apple ID にログインし、「パスワードとセキュリティ」の「App 用パスワードを生成」をクリックして、App 用パスワードを生成する必要があります。生成された App 用パスワードは、通常のパスワードと同様に、アプリのパスワード入力欄に入力または貼り付けてください。
一度に最大 25 個のアプリ固有のパスワードを有効にでき、必要に応じてその一部またはすべてを取り消すことができます。
詳細については、アプリ固有のパスワードの使用に関する Apple のサポート ドキュメントをお読みください。
Apple によるアプリ固有のパスワードの導入は、いわゆる iCloud の有名人写真ハッキング事件を受けて同社が実施している一連の追加のプライバシーおよびセキュリティ対策の一環として行われる。
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