中国での「iPhone 5C」発売はサムスンにとって悪いニュースとなるだろう
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2013年8月20日
伝統主義者たちは、Appleが中価格帯のiPhoneを発売しようとしていることに不満を抱くかもしれない。しかし、この動きが特に中国で人気を博す可能性を否定する人はいない。モルガン・スタンレーのケイティ・ハバティ氏によると、「iPhone 5C」の発売により、Appleは世界最大の消費者市場でNo.1になる可能性があるという。同アナリストの見解は、フォーチュン誌が最初に発表した、中国の携帯電話所有者2,000人を対象にしたAlphaWiseの最新調査に基づいている。調査対象者のうち、現時点でiPhoneを購入すると答えたスマートフォン購入希望者はわずか23%だった。しかし、そこに低価格のiPhoneが加わると状況は一変する。ハバティ氏は、iPhone 5CによってAppleの中国市場シェアが13.3ポイント上昇する可能性があると指摘している。さらに良いことに、Samsungの中国市場シェアを6.7%低下させる可能性もある。Appleが最終的にChina Mobileと契約を結べば、その地位はさらに向上するだろう。この場合、中国におけるAppleの市場シェアは19.3ポイント上昇する一方、Samsungのシェアは11.3%低下する。China Mobileは4億人の加入者を抱える世界最大の携帯電話事業者である。Appleは幾度もの試みにもかかわらず、同社とのiPhone契約を未だ締結できていない。Huberty
氏は、中国市場において中価格帯のiPhoneの登場を長年にわたり強気な見方で見てきた。2月には、より低価格のiPhoneが登場すれば、現在iPhone 5が占めている中国市場の10%に、さらに20%のシェアが加わるだろうと同氏は述べた。今夏初めには、Huberty氏はAppleユーザー数が年末までに6億人を超える可能性があると述べている。もしこれが正しければ、前年比40%の増加となる。ご参考までに、Appleは9月10日に「iPhone 5S」と同時にiPhone 5Cを発表する見込みです。iPhone 5Cの詳細については、「ウォール・ストリート・ジャーナルがiPhoneの新モデル2機種を「早ければ来月にも」発売すると発表」と「iPhone 5は発売からわずか1年で販売終了となる2番目のモデルとなる」をご覧ください。写真:Creative Shift