Apple と Amazon はオーディオブックの独占を築きつつあるのか?
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Appleの競合他社
2015年11月16日
さて、全く別の話、そして私から見れば全く馬鹿げた話です。ロイター通信によると、ドイツの独占禁止機関である連邦カルテル庁が、Amazon傘下のAudibleからAppleがオーディオブックを購入する契約について調査を開始したとのことです。カルテル庁長官のアンドレアス・ムント氏は、AppleのiTunesストアで配信するオーディオブックの購入に関する両社間の長期契約を理由に、徹底的な調査が必要だと考えています。
両社はドイツにおいてオーディオブックのデジタル配信において確固たる地位を築いています。そのため、オーディオブック分野における両社の契約内容をより詳細に検証する必要があると感じています。
はい、ドイツのオーディオブックのダウンロードの90%以上がAudible、Amazon、またはiTunesストア経由で行われているのは事実です。また、iTunesストアはAmazonのAudibleから独占的に提供されていることも事実です。しかし、これは両社が共謀して出版社にとって不当な条件を維持していることを意味するのでしょうか?
ドイツ書籍販売協会によると、まさにそれが起こっているとのことです。協会は、AmazonとAudibleが市場における優位性を悪用し、出版社に不公平な販売条件を強要していると主張しています。
この記事の冒頭で、AppleとAmazonの共謀という発想を「ばかげている」と書きました。説明させてください。この2つのテクノロジー大手の競争は近年熾烈で熾烈を極めており、Amazonは自社のデジタルストアでApple TVの販売を阻止する措置を講じています。両社の間には必要なビジネス関係はあるものの、独占を形成するために共謀することはないはずです。
両社は必要に応じて渋々協力するだろうが、それ以外の点では互いに競争関係を維持するだろう。むしろ、Amazon自体が既にオーディオブック分野でほぼ独占状態にあり、Appleは最良の供給元から製品を調達しているだけと言えるだろう。
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Audibleのオーディオブック
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