ヒルトンは世界中の施設にスマートフォン技術を導入

ヒルトン・ワールドワイドの宿泊客は、まもなくスマートフォンを使って客室の選択、チェックイン、ドアの解錠ができるようになる。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、この新機能は同社が過去7年間に進めてきた5億5000万ドル規模の情報技術（IT）アップグレードの一環である。若い旅行者をターゲットとしたこの新技術は、夏の終わりまでにヒルトンが所有する世界4200軒の施設に導入される予定だ。現在、米国の宿泊客はスマートフォンやタブレット端末を使ってチェックインとチェックアウトができる。ヒルトンのCEO、クリストファー・ナセッタ氏は次のように述べている。

当社は、これまでにない大規模な選択肢と制御を、手のひらサイズでお客様に提供しています。

ヒルトンは、ブランドのポートフォリオを所有、管理、および/またはフランチャイズしています。これらには、ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ＆リゾーツ、コンラッド・ホテルズ＆リゾーツ、ヒルトン・ホテルズ＆リゾーツ、ダブルツリー（ダブルツリーbyヒルトン）、エンバシー・スイーツ・ホテルズ、ヒルトン・ガーデン・イン、ハンプトン・インおよびハンプトン・イン＆スイーツ、ホームウッド・スイーツbyヒルトン、ホーム2スイーツbyヒルトン、ヒルトン・グランド・バケーションズが含まれます。同社は合計で世界中で65万室を管理しています。1月、スターウッド・ホテルズは、ラグジュアリーホテルのWホテルとアロフトでスマートフォンチェックインプログラムの実装を開始しました。マリオット・インターナショナルは、世界中の主力マリオットブランドのホテル350軒で同様のサービスを提供しています。同社は夏の終わりまでに150軒の新しい場所を追加する予定です。関連記事：レストラン予約アプリOpenTableがプライスライン・グループに26億ドルで買収、HotwireのiOSアプリでホテルに加えてレンタカーの予約が可能に。