新しいApple TVの発売日が近づいてきました

第4世代Apple TVが発表されて以来、クパティーノでいつから注文受付と配送が開始されるのか、ずっと気になっていました。ウォール・ストリート・ジャーナル主催のWSJD Live 2015カンファレンスでティム・クックCEOが行った発言のおかげで、詳細が明らかになりました。

クック氏によると、クパティーノ発の新型セットトップボックスは10月26日（月）から80カ国以上で注文受付を開始する。新型Apple TVは10月30日（金）までに出荷を開始し、年末までに100カ国で販売される予定だ。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、クック氏はこの新型デバイスについて「ケーブルテレビや衛星放送事業者のサービスに匹敵するために必要なコンテンツ契約をAppleがまだ全て確保できていないにもかかわらず、テレビ視聴体験を変革する基盤を築く」と述べている。

クック氏によると、チャンネルを使った従来のテレビ視聴体験のほとんどを特徴づける「リニア視聴」は消えつつあり、現在のテレビ視聴方法は「役に立たなくなった」という。Apple TVが様々なストリーミングサービスから視聴者が見たいものを正確に検索する機能は、クパチーノが「誰も気に入らない、ひどく壊れたものを修復するためのインフラ」を開発しようとする試みだと、クック氏はカンファレンスでのスピーチで述べた。「スタートの号砲が鳴った」と彼は付け加えた。

Amazonの新型Fire TVは既に複数のストリーミングサービスで音声検索を提供しており、Roku 3と近日発売予定のRoku 4も同様の機能を備えているため、Apple TVが実際に先陣を切ったとは思えないかもしれない。しかし、重要な違いを生む可能性があるのは、Apple TVの「チャンネル」がデバイス上のアプリとどのように連携するか、そして噂されているストリーミングテレビサービスがどうなるかだ。

新しいApple TVの性能がどれだけのものか楽しみですが、4K対応がないことと、やや遅れて登場したことで、発表当初に私が革新的だと感じていたものが薄れてしまいました。実際にデバイスを手に取り、アプリとメディアチャンネルの連携の良さを実感すれば、この意見は間違いなく変わるでしょう。