たとえ死んでもLastPass 4.0があなたを守ります

Apple の iOS 向けの無料パスワード管理アプリケーション LastPass が、ソフトウェアにいくつかの興味深い変更をもたらすメジャーアップデートをリリースしました。

最悪の事態が起こった場合

LastPass 4.0における最大の変更点は、おそらくアプリの緊急アクセス機能でしょう。この機能は、ユーザーが自身の死などに備えてパスワード保管庫を将来的に保護することを目的としています。LastPassの開発陣はオンラインでこの機能の概要を次のように説明しています。

緊急アクセス機能では、緊急時に信頼できる家族や友人に保管庫へのアクセスを許可できるようになりました。パスワードやメモへのアクセスを許可するまでの待機時間を設定できます。待機期間中、その時点でアクセスを許可すべきでない場合は、そのリクエストを拒否できます。

この大切な人とは、配偶者、親、兄弟、あるいは子供かもしれません。LastPassの開発者が確かに述べているように、「最悪の事態が起こったとしても、彼らはあなたに代わってアカウントを管理するために必要なものを備えています」。家賃の支払いからオンラインバンキングまで、インターネットは私たちの生活の大きな部分を支えています。LastPass 4.0は、オンライン生活の管理において、ユーザーにさらなるセキュリティと安心を提供することを目指しています。

緊急アクセスはどのように安全ですか？緊急アクセスを設定すると、保管庫はローカルで暗号化され、LastPassと同期されます。LastPassは暗号化されたデータを、指定した待機期間が経過して解放されるまで保管します。保管庫を復号してアクセスするための鍵は、緊急アクセスの連絡先に割り当てられた人だけが持っています。LastPassやその他の外部の第三者は、保管庫にアクセスできません。

LastPass 4.0の新機能はこれだけではありません。アプリの外観と操作性も刷新され、「大きなアイコン、よりシンプルなナビゲーション、より鮮やかな色使いで、より視覚的な金庫の体験を提供」しています。また、iOSデバイスユーザーがアクセスできる新しい共有センターも追加されました。この変更により、LastPassユーザーは他のユーザーとパスワードをより簡単に共有できるようになります。

他のユーザーと共有しているアイテム、他のユーザーがあなたと共有しているアイテム、そして共有フォルダのタブが表示されます。各タブでは、誰がどのパスワードやメモにアクセスできるかを確認したり、新しいアイテムを共有したり、いつでも他のユーザーのアクセスを削除したりできます。さらに、共有したパスワードを相手が受け取ったかどうかを確認し、まだ受け取っていない場合はリマインダーを送信することもできます。

LastPass Premium または LastPass Enterprise ユーザーは、同じインターフェース内から共有フォルダーを管理することもできます。

総じて、LastPass 4.0はパスワード管理ソフトウェアとしてこれまで以上に優れたものとなりました。アップデートされたアプリケーションはApp Storeからダウンロード可能で、これまでと同様にiPhone/iPod touchとiPadで無料でご利用いただけます。

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