イマジネーションの新しいグラフィックプロセッサは将来のiOSデバイスをさらに高速化する
お使いのブラウザは古いバージョンです。より快適にご利用いただくために、ブラウザをアップグレードしてください。
2014年2月24日
イマジネーション・テクノロジーズは、携帯電話やタブレットでこれまでで最もパワフルなグラフィックスを実現するチップを発表しました。PowerVR GX6650は192コアのモバイルGPUを搭載し、NVIDIAの次期Tegra K1プラットフォームを凌駕する、これまでで最もパワフルなGPU IPコアとして高く評価されています。スペイン・バルセロナで開催されたMobile World Congressで発表されたPowerVR GX6650は、Appleの次期iOSデバイスに搭載される可能性が高いと見られています。Appleの現行モバイルデバイスには、イマジネーションのPowerVRシリーズ6グラフィックスを採用したA7プロセッサが搭載されています。
この新しいモバイルグラフィックスチップは、6つの統合シェーディングクラスターと192コアを備え、1クロックあたり12ピクセルの処理が可能です。イマジネーションは、これは競合他社の3倍の性能だとしています。主な機能は以下のとおりです。
- SoC統合向けに設計された低消費電力、高度に構成可能な画像信号プロセッサ(ISP)
- PowerVRビジョンコンピューティングプラットフォームの一部として動作するように設計
- 新しいコンパニオン PowerVR Series5 E5010 JPEG エンコーダ
- 高速コンテキスト切り替えによるマルチセンサーサポート
- CMOSセンサーからエンコーダー、ディスプレイまでの高度な処理パイプライン
イマジネーションチップは、2009年のiPhone 3GS発売以来、iOSデバイスの駆動に大きく貢献してきました。Appleは今年後半に、いわゆる「iPhone 6」を含む次世代iOSデバイスを発表する見込みです。関連記事:台湾からの新たな報道でAppleの次期iPhoneの詳細が明らかに、将来のiOSデバイスはより薄型・軽量で大型ディスプレイを搭載へ、そしてAppleは4.5インチのサファイアガラスディスプレイを3年分購入したのか?(AppleInsiderより)