WWDC 2017: Apple、新型MacとmacOS High Sierraを発表

macOS High Sierraの改良点

macOS Sierra には多くの新機能が搭載されていますが、オペレーティング システムにも数多くの改良が加えられています。

Safariをさらにパワフルに改良

AppleはSafariの改良に伴い、このウェブブラウザをベンチマークテストし、現在利用可能なブラウザの中で最速であることを確認しました。Safariは、競合製品よりも80%高速な最新のJavaScriptパフォーマンスを提供します。

さらに、AppleはSafariに自動再生ブロック機能を追加しました。これにより、自動的に再生される迷惑な動画や音楽に悩まされることはなくなります。Safariの別のアップデートでは、インテリジェントなトラッキング防止機能が新たに搭載されました。Appleはウェブサイトによるトラッキングを阻止し、よりプライバシーの高いブラウジング体験を実現します。

内蔵メールアプリの改善

メールアプリ内での検索にSpotlightが使用されるようになりました。つまり、Spotlight検索を実行すると、関連性の高いメールが上部に表示されます。また、メールアプリをフルスクリーンモードで使用したい方のために、新規メッセージの作成時に特別な分割画面表示が利用可能になりました。さらに、ディスク容量を節約するために、メールアプリのメッセージ保存能力が35%向上しました。これにより、ハードドライブの空き容量をアプリに多く使用し、メールに使う容量を減らすことができます。

写真をさらに良くする

macOS High Sierraでは、写真アプリに新たな変更が加えられています。画像のフィルタリング方法が新しくなり、顔認識機能も向上しました。保存した顔写真は初めてデバイス間で同期されるため、Macでマークした画像をiOSデバイスで人物ごとに並べ替えることができます。

画像の色を微調整できる新しいカーブコントロールなど、新しい編集ツールも追加されました。選択的カラー編集などのツールも追加され、他のツールで行った変更は写真ライブラリに自動的に同期されます。さらに、Shutterflyなどのサードパーティ製品との連携も強化され、写真アプリから直接写真を印刷できるようになりました。

ビデオの新しい標準